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「1日1個のりんごは医者を遠ざける」 といわれるように、りんごには、動脈硬化、糖尿病、大腸がん、高血圧など生活習慣病の予防に効果がある「食物繊維」や「カリウム」が多く含まれていますので、毎日1〜2個のりんごを食べるようにしましょう。 特に、丸かじりすると、りんごの皮に多く含まれている食物繊維をむだなく摂取でき、健康の増進に効果的です。 また、料理に利用したり、すりおろしたりしても食物繊維の働きは変わらないので、いろいろ幅広く活用できます。

資料:「五訂日本食品標準成分表」より
※ビタミンCは酸化型と還元型を合わせて10mg以上含まれています。
※水溶性繊維(ペクチン)、不溶性繊維(セルロースほか)
(青森市民病院院長 武部和夫氏)より
肉や、たまごなど、コレステロールの比較的多い食事をとったとき、りんごを一緒に食べると、りんご繊維が余分なコレステロールを血液に入る前に体の外へと運び出してくれます。
りんごの繊維は、血液中のコレステロールを下げたり、血糖の上昇をおさえてくれる働きがあります。カロリー過多の心配が少なく、1個だけでもある程度空腹を満たすことができます。
りんご繊維は腸内の発がん物質を吸着して、便とともに体外に排出してくれます。また、体のために働くビフィズス菌を増加させ、がんに対する抵抗力を高めてくれます。
りんごに多く入っているカリウムが、ナトリウム(塩分)を体外に排出してくれる作用があります。この働きが血圧の上昇を防いでくれます。また、りんご繊維の一つであるペクチンも同じような働きをします。
りんごを食べると食物繊維が、腸内にある善玉菌(ビフィズス菌)を増やし、悪玉菌を減らして、便通をよくしてくれます。また、便秘が改善されると頭痛、肩こりなども改善されるといわれています。
りんごには、胃酸が少ない時には、胃酸を増やし、逆に胃酸が多い時には、胃酸を中和する働きがあります。さまざまな胃病に悩んでいる人には、りんごの常食を勧めます。
りんごにはビタミンC等がふくまれているので、鉄分の吸収を高めてくれます。りんごをジュースにして飲むと胃液の分泌を高めることにより、鉄分の吸収を高めてくれます。また、りんごの中にりんご酸をはじめとする有機酸が含まれているので、貧血の予防に効果があります。なお、りんごジュースにすると1回に2個分のビタミンC等をとることができます。
りんごには、高い整腸作用がありますが、すりおろしりんごは乳幼児の胃腸にも優しく作用し、下痢や便秘にも有効で、ミルクの合間や離乳食等に与えますといつまでも健康で健やかな子供に育ちます。
りんごを水で良く洗って、丸かじりしてください。りんごをかむことで、歯肉もじょうぶになり、唾液の分泌も良くなり、むし歯、歯肉炎などの予防効果があります。
りんごを食事の前にとると満腹感があり、ストレスからくる食べ過ぎを予防します。また、美しい肌を作るさまざまな物質が含まれているので、体内から優しく作用し、疲労回復にも効果があります。
りんごにもポリフェノール成分が多く含まれていることが分かり、注目を浴びています。最近増えている花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑える作用や、肌を白くする作用などが知られていますが、りんごのポリフェノールはりんごの皮に近い部分に多いと言われていますので、りんごの丸かじりをおすすめします。
青森市民病院 院長 武部 和夫著(青森県発行)
「りんごの赤はママの愛」から抜粋