あおもりりんご for キッズ

りんごのなぜ?なぜ?

どうしてりんごを切ると果肉(かにく)がすぐ茶色くなるの?

りんごに含(ふく)まれる「ポリフェノール」という成分(せいぶん)が、空気に触(ふ)れることで酸化(さんか)して変色(へんしょく)します。切ってすぐに塩水(しおみず)などに短時間(たんじかん)ひたすと、変色しにくくなります。
また、りんごの品種によって「すぐに変色しやすいもの」「あまり変色しないもの」があります。

※すりおろし15分後のりんごの変色イメージ

変色しない

千雪(ちゆき)

あまり変色しない

つがる

やや変色する

世界一(せかいいち)

金星(きんせい)

変色する

紅玉(こうぎょく)

ジョナゴールド

シナノゴールド

変色しやすい

きおう

ひろさきふじ
(早生(わせ)ふじ)

トキ

シナノスイート

陸奥(むつ)

王林(おうりん)

ぐんま名月(めいげつ)

ふじ

参考資料提供(さんこうしりょうていきょう):(地独(ちどく))青森県(あおもりけん)産業技術(さんぎょうぎじゅつ)センターりんご研究所(けんきゅうじょ)

りんご博士
りんご博士(はかせ)

世界(せかい)には約(やく)15,000種類(しゅるい)ものりんごがあるとも言われておるが、このうち「全(まった)く変色しない」という特徴(とくちょう)を持(も)っているのは、青森県(けん)りんご研究所(けんきゅうじょ)でつくられた「千雪(ちゆき)」と、カナダでつくられた「エデン」というりんごの2つだけなんじゃ。
すりおろしても全く色が変わらないとは、不思議(ふしぎ)じゃのう。

千雪

りんごは冷(ひ)やすと甘(あま)くなるってほんと?

本当です。りんごに含まれる糖分(とうぶん)の中で一番割合(わりあい)が多いのが「果糖(かとう)」です。
りんごなどの果物(くだもの)に含まれている果糖は、低温(ていおん)になると甘みが増(ま)します。

低温で甘み増加

りんごの正しい保存方法(ほぞんほうほう)は?

りんごは基本的(きほんてき)に暑(あつ)いところが苦手(にがて)です。おうちで保存するときは、りんごの水分が蒸発(じょうはつ)しないようにポリ袋(ぶくろ)などに入れて口を閉(と)じ、冷蔵庫(れいぞうこ)などに入れてあげましょう。

りんごの保存は冷蔵庫

りんごがテカテカしているのはなぜ?

テカテカはりんごが自分から出している天然(てんねん)の成分で栄養(えいよう)があります。「油上(あぶらあ)がり」と呼(よ)ばれるもので、「つがる」「ジョナゴールド」によく見られます。

りんごの品種 つがる
つがる
りんごの品種 ジョナゴールド
ジョナゴールド
天然の保湿成分

りんごの蜜(みつ)は甘くないの?

ハチミツのようなキレイな色のりんごの蜜。見た目はとっても甘そうに見えますよね。でも、りんごの蜜自体は周(まわ)りの果肉よりも甘いわけではありません。ただ、蜜入りりんごは完熟(かんじゅく)している証拠(しょうこ)なので、美味(おい)しいりんごと言えます。また、最近では蜜入りりんごを美味しく感じる理由として、蜜入りりんご特有(とくゆう)の香(かお)りが関係(かんけい)していることも分かってきています。

蜜入りりんご

りんごは追熟(ついじゅく)するの?

お店で買ったりんごを家においておくと、だんだん柔(やわ)らかくなってきたり、酸(す)っぱくなくなってきたりします。これは、りんごの果実(かじつ)が、収穫(しゅうかく)されたあともどんどん熟(じゅく)しているからです。このように収穫されたあとも熟すことを「追熟」と言います。
果物や野菜の中には、りんごのように収穫されたあとも熟すモモ・バナナ・トマトと収穫されたあとはあまり熟さないブドウ・サクランボ・ブルーベリーなどがあります。

追熟するもの
追熟するもの
追熟しないもの
追熟しないもの

ただ、りんごの場合はそのまま置(お)いておいてもトマトのように赤くはなりませんし、味(あじ)も美味しくはなりません。(シナノゴールドのように酸味(さんみ)がマイルドになる例(れい)はあります)木になった状態(じょうたい)でお日様(ひさま)をいっぱい浴(あ)びて熟させた方が美味しいりんごになりますので、そのために農家(のうか)さんは日当たりが良(よ)くなるよう「剪定(せんてい)」「葉摘(はつ)み」「玉回し」という作業(さぎょう)をしています。
ですから、購入(こうにゅう)したりんごは「追熟」させようとせず、なるべく早めに食べるのが一番おいしく食べられます。

りんご博士
りんご博士

逆(ぎゃく)に、食べるにはまだ硬(かた)い状態や、甘くない状態で収穫するくだものもあります。
例えば、バナナは、美味しい状態まで熟させると、やわらかくなりすぎて、お店に運(はこ)んでいる途中(とちゅう)で傷(きず)ついてしまったりします。そのため、まだ硬いうちに収穫し、売る直前に、特別な方法で「追熟させて」、美味しい状態にしています。

バナナの追熟

同じようなくだものにキウイフルーツがあります。もし、食べる時に硬いなと感(かん)じたときは、りんごと一緒(いっしょ)にビニール袋(ふくろ)に入れて置いてみて下さい。りんごからはエチレンという、ほかの果物を熟させる気体が出ているので、キウイフルーツを追熟させて、美味しくしてくれます。

りんごを使った追熟

りんご1個(こ)に種(たね)は何個入っている?

種の数は品種や、中心果と側果(そっか)によっても違(ちが)いますが、一般(いっぱん)に、1個のりんごに10~20個くらいの種が入っています。
10~20というのは、タネのもととなる胚珠(はいしゅ)の数がそのくらいあるということです。全(すべ)ての胚珠がうまく受精(じゅせい)できた場合、最大(さいだい)で10~20個のタネが出来るということです。(授粉条件(じゅふんじょうけん)により、種の数にはばらつきがでます)

りん太くん

りんごの実の中心部分(ちゅうしんぶぶん)には「心室(しんしつ)」と呼(よ)ばれる種が入る部屋が5つあるんだ。1つの心室には種が2~4個入るから、1個のりんごに種は10~20個なんだね

りんごの心室

りんご博士
りんご博士

りんごの種とりんごの形

「心室」に入る種の数が5つの部屋とも均等(きんとう)だと形の良い丸いりんごになる。逆に種が入っていない心室があるといびつな形のりんごになるんじゃ。

中心果と側果

りん太くん

りんごは1つの株(かぶ)に5つくらい花が咲(さ)く。そのうち真(ま)ん中の実を「中心果」と呼び、それ以外の実を「側果」と呼ぶんだ。普通(ふつう)は、中心果だけを残(のこ)して摘(つ)み取(と)ってしまうけれど、中心果が何かの理由(りゆう)でダメになった場合は、代(か)わりに側果を残して育てることもあるんだよ。

中心果と側果

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