こんにちは、JEWEL LEGUMES MASTER(ジュエルレギュームマスター)・野菜ソムリエの大内優紀枝です。第11回と最終回のコラムを担当させていただきます。
私は青森県の最北端に生まれ育ちました。青森自慢のりんごの魅力を皆さんにお伝えできたら幸いです。青森で育った私は勿論!「ききりんご」(りんごを食べて品種を当てる)ができます。これは地元の子供達でもその土地で育つと自然に身につくもの。環境とは成長過程において本当にすごいものだと思います。沢山のりんごを食べてきた私ですが、よく甘くて美味しいりんごの選びかたを教えて下さい!と聞かれますが、今日はりんごの外見からではなく内側の美味しさについて紹介したいと思います。
りんごの葉っぱは太陽の光をたくさん浴びて「ソルビトール」という成分ができます。その中で果糖、しょ糖、ブドウ糖と変化していく中でうまく変換できなかったものが細胞と細胞の隙間にできて水分を引き寄せたものが蜜の正体です。甘く、変化する必要がなくなったサインとも言えます。同じ糖度でも栽培方法の違いなどで蜜にならないこともあります。蜜は塾度が進んだ1つの目安になるので、甘く美味しいりんごが分かる目に見えるサインともいえるでしょう。このプロセスからいくと蜜よりも本当に甘いのは蜜の周りの部分かもしれません。これを知っているあなたは本当のりんごツウかも知れません! 今度りんごをお召し上がりになるときは意識して食べてみて下さい。
大内 優紀枝(yukie ouchi)
・JEWEL LEGUMES MASTER(ジュエルレギュームマスター)
・野菜ソムリエ
野菜の飾り切りプロ養成講座講師、果物、魚の切り方紹介、企画運営、企業レシピ提案
WEBの執筆、調理器具紹介、食育講師、ケータリングサービス、冊子撮影
料理教室『Huit Bonheur』主宰
(野菜、果物、魚の切り方を中心とした料理紹介を得意とした料理教室です)
https://www.h-bon.com