りんごの栄養価
「1日1個のりんごは医者を遠ざける」というイギリスのことわざがあります。 りんごには、高血圧など生活習慣病の予防に効果がある「食物繊維」や「カリウム」が多く含まれています。 「毎日くだもの200グラム」を目標に、りんごを1日に1個食べましょう。りんご(皮つき)の成分(果肉100g当たり)

エネルギー | 56kcal |
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たんぱく質 | 0.2g |
脂質 | 0.3g |
炭水化物 | 16.2g |
灰分 | 0.2g |
カリウム | 120mg |
カルシウム | 4mg |
マグネシウム | 5mg |
リン | 12mg |
β-カロテン | 当量 27μg |
ビタミンC | 6mg |
食物繊維 | 1.9g(水溶性 0.5g、不溶性 1.4g) |
(資料:日本食品標準成分表2020)
青森りんごでカラダの中からキレイになろう!りんごの栄養
幅広いりんごの効用
動脈硬化など生活習慣病の予防に
肉や卵など、コレステロールの比較的多い食事をとった時、りんごを一緒に食べると、りんご繊維が余分なコレステロールを血液に入る前に体の外へと運び出してくれます。
血糖値が気になる方に
りんご繊維には、血液中のコレステロールを下げたり、血糖の上昇を抑える働きがあります。カロリー過多の心配が少なく、1個だけでもある程度空腹を満たすことができます。
高血圧の予防に
りんごに多く入っているカリウムには、ナトリウム(塩分)を体外に排出する作用があり、この働きが血圧の上昇を防いでくれます。また、りんご繊維の一つであるペクチンも同じような働きをします。
元気な毎日にりんご
便秘の解消に

りんご繊維が腸内にある善玉菌(ビフィズス菌)を増やし、悪玉菌を減らして、便通をよくしてくれます。
りんごでお腹すっきり!
貧血の予防に

りんごにはビタミンC等が含まれているので、鉄分の吸収を高めてくれます。りんごをジュースにして飲むと胃液の分泌を高めることにより、鉄分の吸収を高めてくれます。また、りんごの中にリンゴ酸をはじめとする有機酸が含まれているので、貧血の予防に効果があります。
赤ちゃんの整腸作用に

りんごには高い整腸作用があり、すりおろしたりんごは乳幼児の胃腸に優しく作用し、下痢や便秘にも有効です。
※内閣府の事故防止ガイドラインに従って与えることを推奨します。
虫歯予防に

りんごを丸かじりすると、歯肉が丈夫になり、噛むことで唾液の分泌もよくなり、むし歯や歯肉炎などの予防効果が期待できます。
お口の健康にりんご
太りすぎの予防と美容に
食事の前にりんごを食べると満腹感があり、食べ過ぎを予防します。また、美しい肌を作るさまざまな物質が含まれているので、体内から優しく作用し、疲労回復にも効果があります。
りんごは低カロリー
新たなりんごパワー

りんごには、ポリフェノール成分が多く含まれています。りんごポリフェノールは、動脈硬化を抑制する作用、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑える作用、むし歯の原因となる歯垢形成酵素の働きを阻止する作用、肌を白くする作用などが知られています。 りんごポリフェノールは様々な成分で構成され、それらの一部は皮に近い部分に多いと言われていますが、主成分のプロシアニジンは果肉の部分にも豊富に含まれており、丸かじりでも皮をむいても、りんごポリフェノールを摂取することができます。
資料:「りんごの赤はママの愛~りんごで健康な赤ちゃんを~」
(青森県発行)参照