第19代ミスりんごあおもりからのメッセージ
第19代ミスりんごあおもりを務めさせていただきました、千葉優花です。
2年前、ミスりんご募集のCMを目にし、その時にミスりんごという活動があることを初めて知りました。選考会で選んでいただいた時は不安もありましたが何より、一緒に来てくれた両親が応援してくれた事、そして喜んでくれた事が、本当に嬉しかったです。
活動を始めるにあたり、青森りんごの事についてはもちろん、美しい所作や歩き方、スピーチ研修、中国語研修など、様々な研修を受け、各専門の先生方が親身になって教えてくださいました。研修を重ねるたび毎回新しい事に挑戦できる楽しさや、苦手意識を克服できたりと、新しい自分を発見できたことも沢山ありました。一方で、ミスりんごとしての立ち振る舞いを学べば学ぶほど、自分に欠けている部分が多く見え、本当にこのミスりんごというお仕事が私にできるのかと不安を抱く事もありました。しかし今思えば、この研修での貴重な学びや経験が、これから活動するにあたっての自信となり、糧となっていたのだと思います。
ミスりんごとして活動していく上で、絶対に身につけておかなければいけないことといえば、やはりりんごの知識です。ですが、研修中に勉強したとはいえ、実際にはまだ表面上の知識しかありませんでした。私が、本当の青森りんごの魅力や素晴らしさを知ったのは、ミスりんごとしての活動が始まってからです。生産者の方や青果会社の方と関わり、お話を聞くたび、青森りんごがどれだけ苦労して作られているのか、また、私たちの手元に届くまでにどれだけの人が手間をかけ、愛情を注いで作っているのかなど、より深く知ることができました。このりんごの知識やりんごに携わっている方々の想いを伝えていくのがミスりんごのお仕事です。もともと、人前で話すことや、目立つ立場にあることが苦手な私は、活動を開始して間もなくはスピーチでつまずかないように、失敗しないようにと、周りを見る余裕もありませんでした。緊張から、話したかったことを話せずに終わってしまったり、予定通りにいかず、失敗してしまった事もたくさんあります。任期を終えようとしている今でも、正直なところりんごに携わる方の想いを代弁できたかと聞かれるとおそらく伝わっていない部分の方が多いのかもしれません。それでも、施設や保育園、小学校に行きりんごのお話をしたり、りんごをプレゼントすると、多くの人が笑顔になってありがとうと言ってくださり、なかには手を握って感謝してくださる方もいらっしゃいます。その度に私は、ミスりんごという活動が自分にとって、どれだけかけがえのない経験になっているのかを身にしみて感じることができました。
こうして、今の私があるのは多くの方の支えあってのことです。活動がある度、快く私を送り出し、帰ってくるとおかえりと優しく出迎えてくださった職場の方や、いつも親身になって精一杯力を出し切れる環境を作ってくださった事務局の方々、背中を押し続け、笑顔で頑張ってねと送り出してくれた家族や親戚、緊張する私に明るく励まし続けてくれた友人。気づけばこの2年間、幸せな事に私の周りには常に応援し、支え続けてくれた方がこんなにも沢山いてくださいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、中澤さん、黒田さんと3人でミスりんごあおもりとして活動できたことは私の一生の誇りです。僅かながらも、ミスりんごとして携われたことを光栄に思い、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
第19代ミスりんご 千葉優花