青森りんご 青森県りんご対策協議会

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青森りんごの流通

家庭に届くまで

りんごがみなさんの家庭に届くまでには、様々な人が関わっています。

りんご/wp-content/uploads/2021/05/r1_yusyutsu_suii.jpgが家庭に届くまで

1 集荷

農協や出荷組合は、組合員(生産者)からりんごを集めます。また、移出商は主に産地市場と仲買・仲立人を介してりんごを買い集めます。

2 選果荷造り

集められたりんごは、直ちに冷蔵庫に保管されます。その後、農協、移出商、出荷組合の選果場で選別、箱詰めされ、各地の卸売市場などへ出荷されます。

3 輸送

関東など各地の卸売市場などへ輸送されます。青森りんごの9割以上はトラックで運ばれています。

4 上場

卸売市場にりんごが届くと、卸売業者によってセリにかけられます。セリで価格が決まり、仲卸業者(仲買人)が買受けます。

5 小売

卸売業者から、スーパーマーケットや小売店、生協を通じてみなさんの家庭に届きます。

最近は、宅配便等を利用して農家から家庭へ直接届けたり、生協やスーパーマーケットなどが産地から直接買取り販売したり、農家・農協が経営している産地直売所など、卸売市場を経由しない流通システムも増えてきています。

県外への出荷実績

(令和4年産)

令和4年(2022)青森県外へのりんご出荷実績

資料:(一社)青森県りんご対策協議会 ※輸出・小口を除く

青森りんごは関東への出荷が全体の4割を占めており、近畿、中部と続きます。
国産りんごの約60%が青森りんご!青森県のりんご生産量

月別の県外出荷実績(令和4年産)

月別の県外出荷実績(令和4年産)

資料:(一社)青森県りんご対策協議会

青森県は、地理的に他都道府県に比べて気象条件が冷涼で生育や熟期が遅くなりますが、実のしまった貯蔵性が高いりんごができます。
また、貯蔵施設が整備され、早生種から晩生種まで多くの品種が栽培されていることなどから、一年中「鮮度の高い」りんごを提供できるようになっています。
そのため、他のりんご主産地の出荷が少なくなる1月~3月が出荷ピークとなります。(近年は輸出が好調なことから、輸出量の影響で以前より出荷ピークが早くなる年もあります)

青森りんごが一年中おいしい理由

選果

青森りんごは選果にもこだわり

出荷されるりんごは、選果によりそれぞれの規格に分けられます。形や大きさはもちろんですが、近年は、光センサー選果機の導入も進んでおり、着色の程度や糖度、蜜入りなどもわかるようになりました。

貯蔵

青森県のりんご専用貯蔵冷蔵庫

収穫から出荷販売までの期間が長期にわたるものは、その間、鮮度を保持するために冷蔵倉庫等に貯蔵します。令和3年現在、県内には719棟(収容能力約35万トン)の貯蔵施設があります。

青森県にはりんごを冷却して冷蔵するだけではなく、りんごが呼吸する作用を調整して収穫時の鮮度を長期間保つことができる「CA貯蔵」という優れた貯蔵技術があり、全体の貯蔵収容量の約46%を占めています。
controlled atmosphere storageの略

りんごの輸出

りんごの主な輸出先

りんごの輸出量:42,224トン 2022年産(令和4年産)

令和4年産りんごの主な輸出先

資料:財務省貿易統計(当該年9月〜翌年8月)

日本から輸出されているりんごの9割以上は青森県産と推定されます。

りんご輸出量の推移

りんご輸出量の推移

資料:財務省貿易統計(当該年9月〜翌年8月)

青森県のりんごの輸出は、明治27年に函館港から中国(当時は清国)へ輸出されたのが始まりです。

その後、30年代はロシアのウラジオストックへの輸出が主となり、上海、香港、マニラなどの東南アジアへと拡大しました。第2次大戦後、生産量の回復とともに、香港、フィリピンなどへの輸出が増大していきましたが、昭和40年代後半には競争力を失い急激に減少、輸出は低迷期に入ります。

平成14年産の台湾のWTO加盟を契機に、台湾を中心として輸出量を伸ばしてきましたが、平成22年産以降は記録的な円高等の影響により減少し、特に平成23年産は生産量の大幅な減少に伴う産地の価格高もあって1万トンを下回りました。その後は県と関係機関が連携して輸出量の回復に努めたことや、為替が円安に転じたことなどから回復し、平成27年産は、国産りんごの輸出で初めて3万トンを超えた26年産を上回り、過去最高となりました。

りんご輸出拡大への取り組み

青森りんごは明治期から輸出を行ってきた長い歴史がありますが、平成14年1月に台湾がWHOに加盟したことを契機に急増し、日本から輸出されるりんごは初めて1万トンを越えました。その後、台湾マーケットを中心に現地での販売促進活動を継続的に行った結果、さらに輸出量は拡大し、近年では約3万トンが海外に向けて輸出されています。
今後、一層の輸出拡大を図っていくため、台湾、香港及びタイの量販店等での販売宣伝会、マスメディアを活用した情報発信を展開しているほか、新たな市場拡大を目指し東南アジア全域を見据えた販路の開拓に努めています。

りんごの加工

りんごの加工品青森りんごの加工品

りんごの加工は、生果での流通販売には向かないりんごの付加価値を高めるとともに、生果りんごの価格維持という大事な役割を担っており、りんご産業にとって重要な位置を占めています。
青森県には、大手りんご加工会社11社をはじめ加工場が大小合わせて70ヶ所以上あり、様々な加工品の開発や販売に取り組んでいます。
青森県内の主なりんご加工場

加工原料処理実績

令和3年産りんごの原料処理実績は、62,369トンで生産量の約18%にあたります。
また、原料のうち約82%が果汁に加工されています。ジュース以外の主な加工品としては、缶詰(プレザーブ等)、ジャム、シードルなどの果実酒、スナック菓子などがあります。
また、りんごの絞りかすは、そのほとんどが肥料や飼料に再利用されており、近年ではバイオマスエネルギー資源としても期待されています。

りんごジュースができるまで

青森県のりんご果汁は、美しい自然の中で太陽の恵みをいっぱいに受けて育ったみずみずしいりんごを原料にして作られた天然果汁です。
りんごの栄養価をそこなわずに天然のままのおいしさを保った果汁は乳児からお年寄りまで幅広く好まれており、まさに天然果汁の王様の風格を持っています。

従来は、貯蔵や輸送コスト低減のため一旦濃縮した後、製品化する濃縮還元果汁が多かったのですが、最近は、食味・風味などの面から「しぼりたて」をそのまま製品化する「ストレート果汁」の需要が増えています。

1原料となるりんごの集荷

太陽の恵みをたっぷり受けた新鮮な果汁用のりんごが、りんご園から果汁工場に直送・集荷されます。

青森りんごジュース工程1 原料となるりんごの集荷

2洗浄・選果

原料用りんごは、洗浄機で洗浄された後、果汁原料として適当なものだけ選果されます。

青森りんごジュース工程2 洗浄・選果

3搾汁

選果された原料用りんごは、クラッシャーで粉砕された後、搾汁機にかけられて「原果汁」という、ジュースの元になります。

青森りんごジュース工程3 搾汁

4殺菌・冷却・品質検査

搾汁された原果汁は、酸素を取り除いた後、遠心分離機にかけられて良質な混濁果汁となります。
その後、品質検査を行い、殺菌されます。

青森りんごジュース工程4 殺菌・冷却・品質検査

5ストレート充填(じゅうてん)

「しぼりたて」がそのまま缶やビンに充填(じゅうてん)され、製品となります。

青森りんごジュース工程5 ストレート充填

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