りんご豆知識
「葉とらず栽培」とは?
「葉とらず栽培」とは、通常は赤色系りんごの色付きをよくするため収穫期前に行う「葉摘み」作業をできる限り行なわない栽培方法のことで、青森県では30年ほど前からある栽培方法です。「ふじ」などの品種に一部で取り入れられています。
りんごは葉っぱで光合成を行い、果実に栄養を送り込みますので、「葉取らず栽培」はできるだけ多くの葉っぱによって養分を最大限果実に与えることができるというわけです。
ただ、葉っぱが多いことで果実に影ができると、その部分だけ赤く色付かず、色むらのある外観になりますので、葉摘みを行ったもののほうが見た目は美しいと評価されています。
見た目の美しさは、国産果物の優れた点でもありますが、「見た目にこだわらず美味しければ良い」という方には、葉取らず栽培のりんごを是非お試しいただければと思います。
また、より美味しい「葉取らずりんご」を作るためには、冬期間の剪定管理、樹に実らせる果実の量のコントロール(適正着果)、しっかりと味の乗った状態での収穫などが必要となります。